藤原子高——藤原純友が朝廷に対して反乱を起こした「天慶の乱」でとんでもない目に遭っていた官人のその後 文人・橘直幹が遭遇した事件とは？「平安」な時代、どんな小さな事件でも関与しなければならなかった天皇の苦労 三蹟の一人に数えられる小野道風、なぜ「乾元大宝」の銭貨文を断ったのか？ 祝部真茂（はふりべのさねしげ）――神祇官の高倉の火災をたった一人で消し止めた勇者の実像 菅原兼茂――父・菅原道真の怨霊に乗っ取られた？息子が取った行動とは 大蔵三常——最後の「渤海使」通訳を務めた、渡来系氏族出身の官人の顛末 藤原清経・兼茂・定方——池で釣った魚を目の前で調理して配膳？天皇の私的な遊覧の場で行われた「余興」の真相 源昇（みなもとのぼる）——宇多法皇の熊野詣の供奉を高齢のため断った、源融の次男の運命 醍醐天皇の日記に残る「蹴鞠」のおそるべき技量とは？蹴鞠の名人として名を残す官人たちの記録  平利世（たいらのとしよ）——「蝉歌」のみで歴史に名を残した桓武天皇の孫、それはどんな歌だったのか？