「デジタル、デジタル」とやかましく鳴き、キラキラした羽が特徴の「DXアオリ虫(腹が白い亜種)」(イラスト:きしらまゆこ)
組織の高いところから落ちるのを恐れ、部下に確認を繰り返す「カクニン虫」(イラスト:きしらまゆこ)
「7つの誘惑」と言われる甘いにおいを放つ呪術を使い、予算を食い物にして際限なく増える「カネクイ虫」(イラスト:きしらまゆこ)
幻覚を引き起こす物質「ハイフ」をあちらこちらにまき散らす「ゲンカ虫」(イラスト:きしらまゆこ)
海外生産を手がける会社でよく見かけるザイコフヤシ虫(イラスト:きしらまゆこ)
責任感に起因する不安を栄養源に増殖する「サバヨミ虫」(イラスト:きしらまゆこ)
CheckとActionばかりの「シーエー虫」(イラスト:きしらまゆこ)
品質不正を招く「シワヨセ虫」。現場の社員はみな優秀でまじめなのに、なぜ?(イラスト:きしらまゆこ)
組織と組織の間に生息し、見えない「壁」をせっせとつくるソシキノカベ虫(イラスト:きしらまゆこ)
テイコウ虫の鳴き声は「Yes」が小さく「But」は大きく。キラキラした改革のスローガンに集まり群をなして抵抗する(イラスト:きしらまゆこ)
理詰めで部下を追い詰める「ナゼナゼ虫」(イラスト:きしらまゆこ)
最新の経営理論に飛びつき「ベキ、ベキ」と周囲に噛み付く「ベキ虫」(イラスト:きしらまゆこ)
職場を麻痺させる「マルチタスク虫」(イラスト:きしらまゆこ)
需要予測をしている営業や生産などの部署に発生する「ヨソウ虫」(イラスト:きしらまゆこ)
目的を忘れさせる幻惑物質を放出する「モクテキワスレ虫」(イラスト:きしらまゆこ)
仕事とプライベートを両立できない「イタバサミ虫」(イラスト:きしらまゆこ)
岸良 裕司(きしら・ゆうじ) ゴールドラット・ジャパン最高経営責任者(CEO)全体最適のマネジメント理論TOC(Theory Of Constraint:制約理論)の第一人者。2008年4月、ゴールドラット博士に請われて、イスラエル本国のゴールドラット・コンサルティング・ディレクターに就任。主な著書・監修書は『ザ・ゴール コミック版』(ダイヤモンド社)、『優れた発想はなぜゴミ箱に捨てられるのか』(ダイヤモンド社)、『子どもの考える力をつける3つの秘密道具』(ナツメ社)など。東京大学MMRC 非常勤講師、国土交通大学 非常勤講師、国際学会発表実績多数。
(写真:Andrey_Popov/Shutterstock)