生成AIと共に歩む未来で、“人を幸せにするAI社会”は実現できるのか。国連や総務省、グローバルプロジェクトの知見をもとに、ヒューマンファーストの視点から、デジタル化が進む社会の課題と可能性を多角的に考察。早稲田大学文学学術院・次世代ロボット研究機構 AIロボット研究所・教授の高橋氏が紐解きます。
講師よりメッセージ
本講演では、コミュニケーション技術がもたらす社会のパラダイムシフトと、AIによる新たなチャンスとリスクについて解説します。次に、人を幸せにするAI社会を実現する「ヒューマン・ファースト・イノベーション」を提案し、2030年に向けた日本企業が取り組むべき課題と、国連「AIのある未来」とムーンショットという2つの国際プロジェクトを紹介します。最後に、AIの社会実装において不可欠なソーシャルアドバイザーの役割と重要性について展望します。
【TOPICS】
- コミュニケーション技術がもたらす社会のパラダイムシフト
- AIの進化が生むチャンスとリスクの両面性
- 「人間を幸せにするAI社会」と「人間を不幸にするAI社会」の分岐点
- ヒューマン・ファースト&クロスディシプリンの必要性
- Society5.0と複雑性モデルが示す未来社会の姿
- 国連プロジェクト「AIのある未来」からの示唆と提言
- AIに置き換えられる仕事/人間であるべき仕事の境界線
- 内閣府ムーンショット計画「1人に1台スマートロボット」の挑戦
- AI社会実装における国際的な規制と倫理議論の最前線
- 「Project GenZAI」が描く“2050年の理想社会”と日本の課題