成長と収益性を両立する「循環型 デジタル・エンジニアリング企業」への変革とは? 三菱電機が掲げる“トレード・オン”戦略の中核、ROICを軸にした経営管理の再構築、グループ売上5兆円超を支える7つの構造改革、1600億円超の政策保有株売却、そしてデジタル基盤「Serendie」による新たな価値創出戦略を公開。三菱電機 常務執行役 CFO(講演当時)の増田氏が紹介します。
講師よりメッセージ
当社は従来の売上高、営業利益を中心としたPL重視の経営管理から、ROICを最重要指標に加えたBS経営への転換を進めています。ROICは高い収益性と効率性を両立する事業構造への転換を目指すための中心指標として位置づけ、「循環型 デジタル・エンジニアリング企業」への転換、ポートフォリオ戦略の推進、お客様との関係の見直し、パートナー戦略の推進、運転資本の効率化、資産のスリム化などに取り組んでいます。
【TOPICS】
- 技術力を軸に社会課題解決へ貢献する三菱電機の企業理念と事業構造
- グローバル特許出願4位、売上・営業利益ともに過去最高を更新(2023年度実績)
- BtoB・BtoC・インフラをカバーする主要3事業と収益構造の内訳
- “トレードオフ”から“トレード・オン”へ──サステナビリティと収益性の両立戦略
- 循環型 デジタル・エンジニアリング企業への転換と「Serendie®」構想の全貌
- ROICを中心指標としたB/S経営への移行と事業責任者の意識改革
- 成長ドライバーの特定と集中投資──ポートフォリオ戦略の再構築
- 顧客関係・価格戦略の見直しとフルライン主義からの脱却
- 自前主義からの転換──パートナー戦略と関係会社再編による機能強化
- 資本市場との対話を強化し、ROIC起点の事業構造改革を継続する体制づくり