大人のベーシックの第7弾は「フェイスパウダー」です。ファンデーションのカバー力のみで乗り切ろうとするのはNG!という岡野さん。「大人の肌は化粧下地+ファンデーション+フェイスパウダーの3段階で、初めてベースが成り立つことを覚えましょう」(岡野さん)。
取材・文=橋本優香
崩れ防止をするフェイスパウダーは全顔に塗るのは禁止!
「肌の色ムラを整え顔色を補正するファンデと違い、フェイスパウダーの役割は、ベタつきやテカリを抑制する崩れ防止するものになります。また、肌表面が均一になるので、なめらかでキメ細かな肌に見せてくれる効果もあります。ただし、大人はフェイスパウダーを全顔のすべてに使う必要はありません。ほとんどの人が全顔に使っていると思いますが、できるだけ薄づきになるように塗りましょう。まずはブラシを使うこと。そして、必ず一度、手の甲に払うこと。あとは、Tゾーン、小鼻横、口角横にさらっとのせるだけでいいんです」(岡野さん)。
40代以降におすすめ!岡野さんのマイブームは「コスメデコルテ」
フェイスパウダーは決して、脇役ではない!
「『ファンデがよければ、フェイスパウダーなんているの?』って思っている方もいるかもしれませんが、40代を過ぎたら必要不可欠です。『ファンデが崩れてなんとなくくすんでいる』『ファンデで化粧直しをして厚塗りに』。そんなことを感じたことはありませんか?そう、40代を過ぎると透明感が失われて、肌に清潔感がどんどん失われるのです。大人の肌になめらかさ、毛穴、キメなど、肌表面での印象を整える上でフェイスパウダーは大切。ファンデを妨げないアイテムを選ぶには、存在感を主張しすぎない“透明感”を与えるアイテムをチョイスしましょう」(岡野さん)。
高めだけど微細な粉で最高峰の美しさ「ランコム」の実力で今だかつてない肌へ
プレストパウダーは外出先のお直しに!
先に紹介した2品はルースパウダーですが、外出先の化粧直しには向いていないと岡野さん。「外出先は、油分の多いパウダーファンデでお直しをする人が多いと思いますが、どうしても厚塗りになってしまいます。そんなときは固形タイプのプレストパウダーか、薄付きのエマルジョンパクトを使用しましょう。また、アイシャドウが寄れたり、チークにムラができてしまったりする際には、上からプレストパウダーをサッとパフでつけておくと寄れません」(岡野さん)。
プチプラを侮るなかれ!「Fujiko」は外出先の必需品
フェイスパウダーは40代の肌には絶対不可欠。「清潔感が失われがちな肌に、透明感を与える」ものなのでファンデで終わらせないことを心得て!
□化粧直しのフィニッシュには「ルースパウダー」を!
□全顔に塗布するのではなく、Tゾーン、小鼻横、口角横でOK!
□外出先には「プレストパウダー」がベスト!