非接触バイタルセンシング*でできること
健康管理のDXは、局所作業や建設現場、配送作業や運転、ドラッグストアやコンビニ、危険物や薬品取り扱い、リモートワークなど、多様なシーンでニーズがあります。特に、現在のコロナ禍において意識したいのは、エッセンシャルワーカーが活躍するシーンです。
危険な作業での熟練者(例:高所作業者、とび職)、資格を有する取扱者(例:危険物取り扱い、特殊作業など)、営業に必須となる有資格者(例:薬剤師、理容師)など、企業活動に欠かせない有資格者・責任者・熟練者などは、日々の健康管理が重要かつ必要不可欠です。では、具体的にどのように健康管理のDXを実現するのでしょうか。その一つが「非接触バイタルセンシング*」の活用です。
上図は、非接触バイタルセンシング*の取得例です。スマートフォンなどで自分の顔を撮影するだけで撮影画像からさまざまな情報を取得。健康状態を1次分析した後、脈拍数・心拍変動・ストレスチェック・血行動態・呼吸動態といったバイタルサインを抽出します。
ポイントは「非接触型」であることです。一般的な接触型バイタルセンシングと違い、常にデバイスを身に付けておく必要や機器を改めて購入・設置し、管理する必要はありません。スマートフォン等の既存機器の中に入っているカメラとアプリケーションだけで測定できる、という点が大きなポイントです。
健康管理のDXの活用イメージ
「運転手」の日常業務に適応させた「非接触バイタルセンシング*」の活用例をご紹介します。
(図の左下の部分)ドライバーが自分のスマートフォンでバイタルセンシングを行い、健康状態を測定しています。測定に面倒はなく、朝に体温を測るような感覚です。測定データはデータベースに取り込まれ、ここで「眠気検出」や「ストレスチェック」などの解析が行われます。解析結果は管理者・本人に通知され、体調に問題がなければその日の仕事をしていただきますが、万が一体調不良が見つかれば、別のドライバーにシフトチェンジします。
基本的なバイタルデータをもとに、例えば以下のような解析が可能です。
眠気検出
・脈拍数、自律神経(LF/HF)を分析
・脈拍数の低下、HF優位の傾向から眠気の兆候等を検出
・眠気などの事故につながる危険性を事前に察知
ストレスチェック
・自律神経(LF/HF)を分析
・医学的根拠のある値から、高ストレス・予備軍・普通を検出
・オンラインストレスチェックの精度向上、無自覚の高ストレス者の発見
※LF/HF=自律神経機能のバランスを計測するストレス指標
*本ソリューションは、株式会社センシングが提供する製品を利用しています。
アウトソーシングテクノロジーは、技術者派遣の会社ならではのDX提案を行う企業です。DXプロジェクトの入口からアフターDXまで、一気通貫でトータルな支援を行えることが最大の強みです。当社のアプローチ領域は「現場のDX」から「オフィスのDX」まで幅広く、いずれも要件の明確化が難しい現場でのDXの取り組みに、アイデア出しから開発・保守まで対応が可能です。「健康管理のDX」はエッセンシャルワーカーを抱える企業にとって不可欠の取り組みといえますが、これに限らず、現場のノウハウに根ざしたさまざまな支援を行っています。ぜひお問い合わせください。
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