AIを活用した3つのTipsで組織にアジリティを

企業が保有するデータの80%は非構造化定性データ
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 Data分野において着目したのは、企業が保有するデータの実に80%が非構造化定性データだということです。今日この会場には、特にDXへの意識の高い方々が集まっておられるわけで、「データ・ドリブンな経営を」と社内で発信されている方も少なくないかと思います。

 しかしわれわれが知る限り、世の多くの企業がすぐに活用できる構造化データというものは、売上・会計・受発注データなどに限られ、全体の20%ほどに過ぎません。企画書や議事録、商談メモやメール、ニュースおよび調査レポートといった、ビジネスの最前線に関わるものの多くは非構造化定性データであり、そのままでは簡単に活用することはできません。ストックマークでは、その強みである自然言語処理技術をこの分野に投入することで、非構造化定性データを“活用可能な状態”、つまりInsightへと変換することに成功しました。

 具体的には商談メモなどのドキュメントや、SNSあるいはニュースサイトにある自然言語をAIがディープラーニングによって処理し、トピック抽出(何についての話題かを判別)、自動要約(事象や因果関係を判断)、自動整理(顧客に影響を及ぼす損害あるいは価値などを識別して整理)、センチメント分類(ネガポジなどのビジネス情報を抽出)していきます。こうして、社内にある定性データと社外にある定性データとを、常にビジネスに役立つ形へと自動的に整えることで、あらゆる部門の動きが加速します。Insightが社内にくまなく還流され、組織の壁を超えたナレッジシェア(知識や経験の共有)も達成しやすくなり、全社規模でアジリティを実現していけるCultureが組織に浸透していくのです。

定量 ✕ 定性解析でデジタル時代の意思決定を加速する
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「Dead or Agile.」の時代を生き抜く

 以上のテクノロジーを用いて、「Anews」はAIによってユーザーのビジネスに直結したニュースをデイリーで自動配信し、「Astrategy」はマクロ環境や競合他社のアクションなどをAIが解析して戦略策定をサポート、「Asales」はSalesforceと連携しながら日報や商談メモをAIが解析して営業部門でのナレッジシェアを高速化していきます。

 もちろん、大きな組織になればなるほど、「デジタルによって旧来のカルチャーを一新しながらアジリティを加えていく」という取り組みは困難を極めますが、ストックマークのプロダクトやソリューションが、特に大企業の皆さまからご支持をいただいていることからも、われわれは自信を深めています。

 VUCAの時代が、企業規模や業種にかかわらず、全ての組織に変革と進化を求めているのは間違いありません。当社では「Dead or Agile.」=「アジャイル経営によって進化しない組織は、暗い森の中を彷徨い続ける」というメッセージを発信し、より一層の精度を追求しながら、企業が目指すDXを強力にサポートしていける存在であり続けようと考えています。

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