手袋作りで閃いた5本指ソックス、ゼロから開拓した市場は今や靴下市場の8%、海外市場にも挑む和歌山の専業メーカー
5本指ソックス専業メーカー・ニッティドの製品
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ニッティドの二代目、井戸端康宏社長
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島精機製作所の最新型の編機。本社工場には一台で左右両方の靴下を自動で編む「ホールガーメント式」の編機が約90台並ぶ
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スペインで生まれた最初の5本指ソックスは手袋編機を改造して作られていたので、必ずしも履き心地の良いソックスではなかったという。ニッティドの井戸端隆宏社長(当時)は編機メーカーの協力のもと改良を重ね、履き心地が良く衛生的な5本指ソックスの開発に漕ぎつけた。また指股の配置を工夫することでも履き心地を高めている
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締め付けすぎないよう履き口にはゴム糸を使わず、ずれにくくする特殊な編み方を開発。これも履き心地を良くする工夫だ
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履き口にミシンをかける。耐久性と履き心地を両立させる
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どのように編むかをプログラムする。ノウハウの塊で競争力の源泉だ
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編みあがった靴下は一足ずつ、糸のほつれや穴の有無を目視で確認する
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人気の5本指ソックス。試してみると分かるが、技術改善により、実に履きやすくなっている
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加茂郷駅前に開設したトレーラーガーデン
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糸の種類(SKU)は5000。国内外の多様なニーズに応えるため色も豊富だ
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手袋作りで閃いた5本指ソックス、ゼロから開拓した市場は今や靴下市場の8%、海外市場にも挑む和歌山の専業メーカー
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