AIは最強の味方か、最大の敵か　金融機関に求められる「決して信頼せず、常に検証する」セキュリティ戦略

　AIは、ビジネスにおける業務効率化とイノベーションの推進力となっている。特に金融業界では、不正検知の高度化、請求処理の迅速化、コンプライアンス対応の自動化など、業界全体にもたらす恩恵は大きい。調査によれば、世界のAI／機械学習トラフィックのうち28.4％を金融機関が占めているとされる。

　一方で、AIに起因するリスクも高まっている。例えば、AIの脆弱性を悪用したサイバー攻撃など、増大する脅威に対抗するために、AIトランザクションの39.5％をブロックせざるを得ない状況にある。AIは金融機関にとって最強の味方であると同時に、最も危険な敵にもなり得る。

　持続的な成長やイノベーション創出のためにAIの活用は必要不可欠だが、新しい技術を導入するだけでなく、それに伴うリスクをどのように回避していくべきかが問われている。急速に変化する環境下では、従来の境界型セキュリティだけでは対応しきれない。重要なのは「決して信頼せず、常に検証する」という原則に基づく、柔軟で適応性の高いアプローチだ。

　本資料では、AI時代に金融機関が直面する具体的な脅威と、それに対抗する防衛戦略の必要性について解説する。顧客の資産を守る金融機関にとって、セキュリティ戦略の見直しが求められている。セキュリティ担当者や情報システム部門はもちろん、経営幹部も目を通すべきコンテンツといえる。この機会に一読されることをお薦めする。