生成AIが目覚ましく進化する中、チャット型のAIツールを導入し、社員一人一人が日常業務の中で活用することは、いまや一般的になりつつある。例えば、「業務上の疑問を生成AIに問い合わせる」「資料のフォーマットを作成してもらう」といった使い方だ。
だが、こうした使い方は「個人の生産性」を高めるものの、「業務全体の生産性」の向上にはつながりにくい。多くの企業にとって、AI活用の効果をいかに業務全体の生産性向上につなげるかが大きな課題となっている。
その実現のためには、現在主流となっている「チャット型AIの活用」とは異なるアプローチが求められる。とりわけ重要なのが、「既存の業務プロセスにAIをどう組み込むか」という視点だ。
チャット型のAIは、業務プロセスから独立し、個人がそれぞれの判断で活用しているケースが多い。しかし、業務全体の効率化を目指すのであれば、AIを既存の業務プロセスの一部として機能させることが必要になる。今後普及が見込まれるAIエージェントも同様に、チャットベースではなく業務フローの中で自律的に動作する仕組みが求められる。
その具体的なアプローチの一つとして考えられるのが、企業が利用している既存のRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)とAIエージェントを組み合わせる形だ。例えば、複数のRPAが関与する業務の間をAIエージェントでつなぎ、一連のプロセスを自動化する。また、現場で発生するさまざまなタスクについて、AIエージェントが“司令塔”となり、適切にRPAへ振り分けることで業務全体の生産性向上を飛躍的に高めることが可能となる。
本資料では、こうしたAI活用の次のステージに向けた具体的な方法論を詳細に記している。AIの活用を「個人の生産性向上」から「組織全体の業務効率化」へと進化させるための指針として、ぜひ参考にしてほしい。
AIは社員に浸透したのに、なぜ「全社の効果」につながりにくいのか?
背景にある要因とは
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