なぜ日本では「Fit to Standard」 がうまくいかないのか、標準化を阻む要因とそれらを解消する導入アプローチとは

　デジタル変革が進む中、多くの企業において急務となっている「レガシー化した基幹システムの刷新」。システムの刷新に伴い、SaaS型ERPを導入する企業が増えている。

　SaaS型ERPの導入手法としては、既存業務をシステムに合わせて標準化する「Fit to Standard」が推奨されてきた。ERP製品の備える標準機能を最大限生かして、効率化や各種コストの低減、製品アップデートの恩恵などを享受できるからだ。

　しかし、多くの企業ではFit to Standardの重要性と効果を理解しながらも、導入に失敗してしまうケースが少なくない。なぜうまくいかないのか。

　失敗の大きな要因となっているのは、プロジェクトのゴールを当事者が共通認識として持てていないことや、業務の見直しが不十分なことだ。すべての業務を無理やり標準プロセスに置き換えてしまうと、「かえって効率が下がる」「強みとしていた業務も標準化され企業競争力が落ちる」といった状況も発生する。そうした状況に陥らないために、Fit to StandardでSaaS型ERPを導入する際には、しかるべきプロセスを踏むことが必要だ。

　本資料では、Fit to StandardによるSaaS型ERP導入の具体的な手法、実際のプロジェクトを例にした導入成功のポイントなどを詳しく説明している。その他、売上高1000億円以上の部長職以上を対象にしたアンケート「ERP刷新の実態調査」から読み解く課題の解説や、Fit to Standard成功のための3ステップ、実現に向けた業務整理の考え方などについても併せて紹介している。ぜひダウンロードし、参考にすることをおすすめする。