サポート終了目前のWindows 10、そのまま放置するリスクとは？

　今年の10月にWindows10のサポートが終了することとなり、多くの企業ではパソコンの入れ替えやOSアップデートが進んでいる。一方、依然として対応方針が定まっていない企業も見受けられる。パソコンの入れ替えにはコストが発生するため判断に迷う経営陣が一定数いることは想像に難くない。かつてのWindows7からWindows10へ移行の際には、動作しないアプリケーションがあるなど業務に支障が起きる可能性があったため経営陣としては早い段階で移行へと踏み切れやすかったのだが、今回はWindows11移行のメリットが見えにくいためコストをかける投資をすべきか悩んでいるのかもしれない。

　Windows11を搭載したパソコンの最大のメリットはサイバーセキュリティに対する防御能力が向上している点だ。調査によるとWindows11ではサイバー攻撃のリスクが20％減り、セキュリティインシデントの発生が58％に軽減できるという報告もある。Windows11を導入するだけで利便性を損なうことなくセキュリティが強化できるのだ。

　現在の企業にとってサイバーセキュリティ対策は重要な経営課題のひとつであり、投資すべき項目であるといっても過言ではない。特に持ち運び社外で利用することも多いノートパソコンの場合は、万が一の紛失や盗難時の情報漏えい対策も重要だ。Windows11ではディスク暗号化機能の進化や生体認証機能によりリスクは軽減できる。セキュリティインシデントの発生は企業の経営やブランドに大きなダメージを与えるため、Windows11への投資は長期的な視点での費用対効果として優れている投資と言えるだろう。また最新のパソコンではAIを活用するための専用チップを搭載する機種もあるためパソコン入れ替えのメリットは多岐にわたる。

　本資料は、テクノロジー専門家とITベンダーの責任者によるWindows11を導入すべき理由とWindows10を使い続ける際のリスクを解説している。巧妙化するサイバー攻撃に対処するために必要となる要件についても理解できるため、Windows11導入への判断ができる内容となっている。パソコンに搭載されている最新技術も解説されておりパソコン入れ替えの参考にもなるだろう。情報システム部門や総務部門はじめ、経営者・経営幹部には一読することを薦めるコンテンツだ。