オムロンは、社会と企業の持続可能な成長を両立させる「サステナビリティ経営」を推進し、企業理念の実践を軸に、イノベーションを生み出し続ける仕組みを構築しています。90年以上の歴史を持つ同社が、取り組んできた「企業理念×経営戦略」の原点はなにか。未来を見据えた新規事業や技術経営、ROIC経営の全貌とは。成長し続ける企業の秘訣を、執行役員常務の井垣氏が紹介します。
講師よりメッセージ
オムロンは創業以来、事業を通じて社会的課題を解決することで成長を実現してきました。その発展の原点は1959年に制定された「社憲」です。現在でも、この社憲の精神を企業理念として受け継ぎ、社会のサステナビリティと自社のサステナビリティを両立させたイノベーションの創出によって長期視点に立った経営を実践しています。その取組が評価され、24年4月には経済産業省と東京証券取引所が新設した「SX銘柄」に選定されました。今回の講演では、企業理念の実践を通じてベンチャー精神を発揮し続けるオムロンのサステナビリティ経営の要諦と構造について、具体的な事例も交えてご紹介します。
【TOPICS】
- 『90年の歴史が生んだオムロンの「世界初」「日本初」のイノベーションの原点』
- オムロンの企業理念と存在意義
- サステナビリティ経営の原点と実践の仕組み
- 企業理念を経営戦略に落とし込む実践的アプローチ
- 社会課題の解決と事業成長を両立するビジョン
- 循環器疾患の"ゼロイベント"に向けたイノベーション
- "モノ"から"モノ×サービス"へ—進化するビジネスモデル
- 全社横断のイノベーションプラットフォームの構築
- 現場と経営をつなぐROIC逆ツリー展開
- ポートフォリオマネジメントで実現する持続的な事業成長