* 本コンテンツは以下講演の【講演動画】と【全文採録記事】で構成しています *
第4回 サイバーセキュリティフォーラム
特別講演Ⅱ「中外製薬のDXを支えるデジタル基盤とサイバーセキュリティ態勢の目指す姿」
開催日:2023年7月5日(水)
主催:JBpress/Japan Innovation Review
「お恥ずかしい話、当社のサイバーセキュリティ対策の強化が始まったのは、2020年です」そう振り返るのは、中外製薬のITソリューション部長・小原圭介氏です。DX化にかじを切る中で、サイバー攻撃への危機意識がなおざりになっていたと言います。
「創薬技術力」が生命線の製薬業界で、なぜ今デジタルに熱視線が注がれているのか。その理由には、高騰する研究開発費が挙げられます。また、臨床試験の低い成功確率や製品化までの時間的コストも重い負担であり、こうした課題をDXによって解決すべく、各社の競争が始まっているのです。
ただ、そこにはサイバーセキュリティの強化が不可欠。「ヘルスケア産業のトップイノベーター」を目指す同社が、「サイバーセキュリティ先進企業」に向けて描くビジョンとは。小原氏が事例を交えて語ります。
【TOPICS】
- 製薬業界がデジタルに注目する理由
- 「世界最高水準の創薬」のキードライバーとなる
- AI活用を支えるCCI(Chugai Cloud Infrastructure)構想とは
- サイバーセキュリティ対策推進へのターニングポイント
- リスクを摘み取る2つのアプローチとは
- サプライチェーン全体のセキュリティレベルを上げる
- 各社員がサイバーセキュリティを「自分ごと化」すべき
- (まとめ)セキュリティ監視の強化と有事を検知するアンテナ力