※本動画コンテンツは、2022年11月21日に開催されたJBpress/JDIR主催「第2回人・組織・働き方イノベーションフォーラム 人・組織・働き方領域におけるDXの推進で人的資本経営の高度化を実現」の特別講演1「『人的資本経営』を目指し毎年進化するカゴメの人事制度~Withコロナ時代の経営戦略と人材戦略の連動を目指して~」のアーカイブ配信です。

 雇用や報酬などを取り巻く環境と共に従業員の働き方が大きく変貌を遂げる中、時代に先駆けて「人的資本経営」を目指し、人事戦略の改革に挑戦してきたカゴメ。同社常務執行役員CHO (最高人事責任者)の有沢正人氏は、経営環境が急速に変化する中で持続的に企業価値を向上させるには「目指すべき姿(To be)と現状(As is)とのギャップを『定量的』に把握し、そこに人事戦略を連動させること」が極めて重要だと説きます。

 そこでカゴメでは、「経営」と「人材」戦略をつなぐ基盤として、3要素・8項目の評価指標から「職務の大きさ」を定量化、算出して各ポジションを格付けする制度「グローバル・ジョブ・グレード」を導入しています。

 本動画では、このグローバル・ジョブ・グレードに注目し、同制度がどのように社員の「モチベーションの明確化」「キャリア自律」につながっていくかを解説。さらに「『年功型』から『職務型』等級制度への移行」「より業績・評価と連動した報酬制度への改革」「メリハリを付けた明確な処遇の実現」など、ジョブ型人事制度への変革のポイントを紹介しています。

 従業員エンゲージメントにも触れ、「労務管理制度の改革は、個人のQOL(クオリティ オブ ライフ)の向上を目的とした暮らし方改革になるべき」という、新たな視点も示す有沢氏。約10年間にわたり「人的資本経営」を推進してきた同氏ならではの着眼点は、これからの人事戦略の大きなヒントになるはずです。