江戸期最大のベストセラー『東海道中膝栗毛』は名所・名物紹介に留まらず、生活・文化を描き、地方や上方でも人気を博した
江戸時代は男色と女色が両立していた。また、色道を究めるには女色だけでなく男色も、趣味人のたしなみととらえられていた
十返舎一九は『東海道中膝栗毛)』の大ヒットにより一躍流行作家となる。続編を書き継ぐために頻繁に旅行に出かけた
艶っぽい佳境の続きは『浮世閨中膝擦毛』など類似本が数多くだされた。絵は箱根山中でも情交場面である
旅と風俗情報と春画の類似本『旅枕五十三次』。場面は品川宿と川崎宿。宿場町にはどこでも旅人を相手にする遊女が存在した