国芳の作品で最も広く知られている『相馬の古内裏』勇士と妖術使いとの決闘を迫力満点に描き出している
歌川国芳は日本美術「奇想の絵師」に挙げられる浮世絵師。斬新な構図、奇想天外なアイデアで、それまでの浮世絵の枠にとどまらない広範な魅力を持つ作品を多数残している
夜中に女の首が長く延びて、行灯の油を舐めたり、一緒に寝ている男の顔を舐める化け物として伝えられている「ろくろ首」だが、歌川国芳:画『轆轤玉門(ろくろつび)』は、顔を女陰に換えて描かれている。「つびとは」とは女性の性器の古語
歌川国芳:文・画『東海道五十三次』は、宿場の性風俗をリアルに映し出し、旅する者が未だ見ぬ駅宿への想像力を掻き立てる旅行案内書である