スタートアップ大国イスラエルで体験した「実情」 未来と過去が密に関係し合う複雑な国家 2019.6.13(木) 新潮社フォーサイト フォロー フォロー中 中東・アフリカ シェア26 Tweet この写真の記事へ戻る エルサレムの「嘆きの壁」。この地の歴史を最も感じさせる場所かもしれない(筆者撮影、以下同) 本コラムは新潮社の会員制国際情報サイト「新潮社フォーサイト」の提供記事です。フォーサイトの会員登録はこちら 街で出会った「超正統派」の人々 イスラエルの「シリコンバレー」海外企業のR&Dセンター (注)イスラエルでR&Dセンターを設立した海外企業は250社以上ある。そのR&Dセンターでは5万人以上が雇用されている。 出典:「START-UP NATIONイスラエルのイノベーションストーリー&企業のビジネスマナー:イスラエルvs日本」(ソフィーヤ・べレザンスキ・イスラエル日本商工会議所事務局長作成) 出典:タイガーモブ提供資料 参考:ハーバード・ビジネススクール教授のマイケル・ポーターは、このようなエコシステムを「クラスター」と呼ぶ。「クラスター」は、特定の分野で相互に連関している組織――様々な企業、政府機関、大学――の地理的な集積により成り立つ、経済の発展のための独特のモデルのことである。