トップアスリートのDNA研究を追う、驚きと発見の書
【概要】
日本人に「100m9秒台」はDNA的に不可能なのか?
世界トップアスリートのDNAを集めた英国研究者の調査等で「金メダル遺伝子」とも呼ぶべき遺伝子の存在が明らかになった。最先端の科学技術はスポーツ界に何をもたらすか?
著者はNHK報道番組ディレクター(当時)。ジャマイカのスプリンターの遺伝子を調べている研究者がいると聞き、グラスゴー大学のヤニス・ピツラディス博士にダメ元で連絡してみる。取材はOKだった。ケニアで一流アスリートのDNAを採取するから、その様子を撮影してはどうかと言う。
こうして始まったDNAの旅。筋肉には瞬発系競技に強い「CC」型と、持久力系競技に強い「TT」型の二つの遺伝子がある。逆を言えば筋肉の遺伝子を調べることによって、自分にもっとも適した種目を見つけることもできるのだ。種目を変更したら突然金メダルを獲得したアスリートなど、「へ~」だの「わ~」だの、読みながら思わず声が漏れてしまう驚きと発見の書。
※「概要」は出版社公式サイトほかから抜粋。