三善康信ゆかりの地
●問注所跡の碑
鎌倉市御成町の御成小学校近くに、「門柱所旧蹟」の石碑が建つ。しかし、実際に問注所がこの場所にあったのかは定かでないという。
●六地蔵
鎌倉市由比ガ浜1丁目付近、由比ガ浜大通の道の角に並ぶ、赤い頭巾をかぶった六体の地蔵。問注所での裁許によって処刑された者たちの霊を弔うために、建立されたと伝わる。
●裁許(さいきょ)橋
鎌倉十橋の一つ。鎌倉市御成町の「今小路」を横切る佐介川に架かっている。名の由来は、近くにある問注所で訴訟を「裁許」したからと伝えられる。
また、西行がこの橋の上で頼朝に会った、あるいは西行がこの橋を行ったり来たりしていたため、「西行(さいぎょう)橋」であったのが、なまって「裁許(さいきょ)橋」になったともいわれる(神谷道倫『鎌倉史跡散策 下』)。