視聴時間 00:02:43

 企業が急成長するとき、避けては通れない課題となるのが「データ管理」だ。ビジネスが波に乗って顧客が拡大すると、扱うデータも増え、管理は難しくなる。特にベンチャー企業はそれが顕著で、少ない社員で始めたビジネスが一気に成長すると、扱うデータも飛躍的に膨らむ。

 だからこそ、早いうちからデータ管理の基盤システムを構築することが大事。それができないと、膨大なデータを次の手に生かせず、企業成長に響くかもしれない。

 そんな課題にいち早く向き合ったのが、2017年創業のベンチャー企業irodasだ。同社は学生向け就活サロン「irodasSALON」を運営。このサロンでは、学生に対するキャリア講座や、キャリアアドバイザーによる就活相談を行いながら、その学生に合った企業を紹介する。就活生と企業のマッチング・人材紹介がビジネスの中心だ。

 同社はまさに、急成長の中でデータ管理の課題を抱えていた。irodasSALONは、立ち上げから4年で日本最大級の就活コミュニティに発展。年間約2万人の学生会員情報、500弱の企業情報を取り扱っている。

 その中で「学生のデータや企業の情報が煩雑に管理され、どの情報が一番新しいかわからない状態だった」と、irodas取締役COO 執行役員の山中郁雄氏は動画の中で語る。

 解決策として、同社はSalesforceを採用。学生会員や法人顧客のあらゆるデータをマルチクラウドで蓄積するようにした。たとえば学生会員なら、キャリアアドバイザーとの面談やSNSでのやり取り、紹介した企業の経歴や選考状況など。加えて、学生会員それぞれを「性格」「志向」など88項目で分析したデータもSalesforceに蓄積している。

 さらにこれらのデータをSalesforce上で分析し、学生と企業のマッチング精度を向上。顧客企業からも「irodasの紹介する学生は承諾実績が高い」といった声も増えているという。

 ただし、同社が目指すのは“内定までがゴール”の人材紹介ではない。学生が入社後、実際に活躍できる企業を的確に紹介するのが目標だ。そのためにも、学生と企業のデータをさらに蓄積・分析する必要がある。Salesforceを基盤としたデータ分析が、irodasのさらなる成長へとつながっていく。

irodas社成功事例の詳細はこちら

<PR>