土の城を撮るなら「広角レンズ」で…土塁や空堀など草木に覆われた地面には、画角10度の差がモノをいう

土の城を撮るなら広角レンズで(前編) 
2024.6.26(水) 西股 総生 follow フォロー help フォロー中
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山中城本丸裏手の空堀 写真=西股 総生(以下同)
増尾城(千葉県)の空堀(24mm相当で撮影)
杉山城(埼玉県)の虎口。画面左下から曲輪内に向かう通路が直角に折れ、土橋となって虎口に導かれる様子をがわかる構図とした(24mm相当)
葛山城(静岡県)二ノ曲輪。画面右下の虎口は枡形となっており、通路は直角に折れて画面奥へと導かれる。画面奥に主郭の切岸が見える(28mm相当)
高天神城(静岡県)遠望。湿地や水田の中に屹立する占地を表現するため、遠望写真をあえて広角レンズで撮ってみた(28mm相当)
小机城(横浜市)の空堀を24mm相当で撮影。このような巨大な空堀を撮るにはやはり24mmの画角が有効だ
菅谷城(埼玉県)の空堀と土塁を28mm相当で撮影。整備された城なら28mmでもけっこう撮れることがわかる
滝山城(東京都)の中ノ丸。広大な曲輪を超広角17mmで撮ってみたが、漠然と広いだけでイマイチ締まりのない構図で、右隅にはゴーストも出ている。画角が広い分、余計な光も拾ってしまうわけだ

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