素粒子から宇宙まで 1〜 75 76 77 最新 世界がアッと驚いた「アト秒光パルス」のノーベル賞 物理学賞の女性受賞者は史上5人目、なぜこんなに少ないのか 2023.10.14(土) 小谷 太郎 フォロー フォロー中 宇宙・物理 時事・社会 学術 シェア19 Tweet この写真の記事へ戻る 2023年のノーベル物理学賞は、アト秒物理学に貢献した3氏に与えられる(写真:新華社/アフロ) 接頭語のついた短い時間の単位 超々強力レーザーを照射された原子内の電子は、一瞬、高いエネルギー状態に移り、また元のエネルギーに戻ります。この過程で、電子はレーザーの光子を2個、あるいは3個、あるいはもっとたくさん吸収し、それからそのエネルギーを全部1個の光子として放出します。 © Johan Jarnestad/The Royal Swedish Academy of Sciences 拡大画像表示 下から、元の波形、波長が1/2、1/3、1/4の波形。 これらを足すと、合成された波形は持続時間の短いパルス状になる。これが、アト秒光パルスを生成する原理。