ポーラ・オルビスが描く「感受性スイッチ全開」とウェルビーイング経営の関係

大ヒット「リンクルショット」開発リーダーに聞く「新たな価値」の生み出し方
2023.6.22(木) 簗 尚志 follow フォロー help フォロー中
組織IT・デジタル働き方改革製造業
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ポーラ・オルビスホールディングス 執行役員 グループ研究・知財薬事センター担当 末延則子氏(撮影:今祥雄)
末延 則子/ポーラ・オルビスホールディングス 執行役員 グループ研究・知財薬事センター担当

1991年、ポーラ化成工業に入社し、研究に従事。日本初のシワを改善する医薬部外品「リンクルショット メディカル セラム」の開発、承認に深く関与した。2015年、研究企画担当 執行役員に就任。2018年、ポーラ・オルビスホールディングス執行役員/マルチプルインテリジェンスリサーチセンター所長およびポーラ化成工業研究担当取締執行役員に就任。2021年からはグループの基盤研究を行うポーラ化成工業 フロンティアリサーチセンター所長。博士(医学)。
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好きな言葉:「今より大事な過去などない」(小説『そして、バトンは渡された』、瀬尾まいこ著)。今が大事だから、「前例にとらわれずに今、ここでどうするべきか、前を向いて考える」ということを周囲にも伝えたいと思い、最近大事にしています。
尊敬している人物:ポーラ・オルビスホールディングス 鈴木郷史会長。「その時は気付かなくても、10年後になると、こういうことだったのか」と分かる。シワ改善の商品開発についても鈴木会長は1回も反対しませんでした。そういうところも先見の明があったと思います。/有明みんなクリニック 小暮裕之理事長。東京都江東区における「赤ちゃんポスト」構想の推進を実施。思っていることを、どんどん実現していくエネルギーがある。すごいと思っています。
お薦めの書籍:『幸福論』(バートランド・ラッセル著)。物事は多面的に見て、考え抜くことが大事なんだと学びました。
日本初のシワ改善に役立つ医薬部外品「リンクルショット メディカル セラム」。1万5000円という価格にもかかわらず2017年1月1日の発売から9カ月で約80万個、約112億円を販売し、約44万人が体験してリピーターが続出という大ヒット商品になった。現在もその勢いは衰えておらず、利用者から「シワが改善されると見た目の印象が変わりますし、気分も明るくなります」「ほうれい線や眉間の皺が目立たなくなりました。私にとってなくてはならない商品です!」「顔のお手入れをすることで自分の気持ちが前向きにもなれています」等の声が上がっている
ぶらぶら研究員が目指すもののイメージ
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