空質空調アカデミックトーク 東工大 鍵教授&Panasonic その1
東京工業大学 環境・社会理工学院 建築学系 教授
鍵 直樹 氏

研究分野は建築環境工学、空気環境、室内空気質。室内における空気環境の基礎的な研究を行っており、空気中に浮遊している目に見えない汚染物質の検出・測定による“見える化”、汚染物質の発生源や空間中での特性などの把握と対策を研究テーマとしている。
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天然木材や漆喰などの天然素材を使っていた頃は断熱性と気密性は悪かったが、自然に換気がされていた(写真左)。現在は、合成樹脂などの人工材料へと素材が変化し、断熱性と気密性が向上。しかし建物の換気機能が低下し、汚染物質が滞留するため,計画的な換気設備の搭載が必要となった(写真右)。
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2004年から2012年にかけて、厚生労働省の施設等機関である国立保健医療科学院にて、建築物の立ち入り検査を行う保健所の職員の研修を担った鍵教授は、建築物衛生法にも精通。「建物の中にいる方が快適に過ごすことができる環境を整えていくことが、建築環境工学を専門とする私に課せられた使命だと思います」
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温度や湿度、空気の清浄度など、さまざまな条件の空間を作り出すことができる実験装置。「研究の一つで室内における化学反応を再現し、空気の汚染状況を検証します。気密性の高い現在の住宅は空気が滞りがちなため、空気の状態を把握しておくことが重要です」
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(左)1936(昭和11)年、パナソニック製の扇風機第1号『MURZ』が誕生。(右)1958(昭和33)年にはホームクーラー事業を開始。1号機『ナショナル・ホームクーラー』が登場した。
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室外機に「換気・除加湿」ユニットを搭載。吸湿・放湿力に優れた「高分子収着材」が、素早い加湿や、寒くなりにくい除湿を実現。
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新「ナノイーX」がエアコン内部のすみずみまで充満。カビ菌を抑制し、清潔をキープする
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空質空調アカデミックトーク 東工大 鍵教授&Panasonic その1
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