ショボくてもいとおしい、大名が住む「陣屋」の魅力
三日月陣屋(兵庫県)。撮影/西股 総生(以下同)
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写真1:静岡県の山あいに残る小島(おじま)陣屋の石垣。陣屋の石垣が全域にわたって良好に残っているのは、全国的にも珍しい。滝脇松平家1万石。
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写真2:兵庫県の山あいにある柏原(かいばら)陣屋は織田家2万石。写真でわかるように堀や石垣はなく、御殿が塀で囲まれているだけだ。この陣屋を建てた織田家は、信長の次男・信雄の子孫だ。
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写真3:福岡県の秋月陣屋は秋月黒田家5万石。普通なら城持ちになる石高だが、福岡黒田家の分家なので、遠慮して陣屋で済ませている。周囲には陣屋町の風情がよく残り、散策すると楽しい。
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写真4:兵庫県の三日月陣屋は森家1万5千石。トップ写真のように正面から見ると立派だが、横へまわるとこのとおりスッカスカ。すぐ後ろには高台になっていて、これでは戦いようがない。
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写真5:三日月陣屋の正門は堂々たる櫓門。城っぽくて、ここだけ見ると、かなり立派! ちなみに、三日月藩森家は津山藩森家の分家。森家はもともと織田信長の家臣で、ヤンチャな家柄で鳴らしていた。
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写真6:小島陣屋の表門。石垣でカッチリ囲まれた枡形虎口。でも、小さすぎ。ガチで攻めてきたら、防げないだろうなあ。
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写真7:兵庫県の林田陣屋は建部(たけべ)家1万石。石垣のほか、敬業館という藩校の講堂が残っている。小藩でも藩士の教育は手を抜いていなかったことがわかる、貴重な建物。実は、兵庫県は陣屋の宝庫なのだ。
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おまけ:秋月の陣屋町を散策中に立ち寄った茶店に、「むし雑煮」という看板が。見たことのないメニューだったので、いただいてみたけれど、茶碗蒸しの中にお餅が入っている感じで、おいしく小腹を満たしてくれた。こんなふうに、事前にあまり情報収集せずに、自分のカンを頼りにおいしいものを見つけるのも、僕流の城の楽しみ方。
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ショボくてもいとおしい、大名が住む「陣屋」の魅力
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