頼朝の兄弟ゆかりの地
●【義円】義円公園
源平墨俣川古戦場にある「義円公園」には、義円の供養塔や義円地蔵、古戦場の石碑が建てられている。
近くには義円の墓と伝えられる石の五輪塔が静かに佇んでいる。
●【源範頼】東光寺
埼玉県北本市石戸宿の東光寺境内の「石戸蒲ザクラ(国指定天然記念物)」の名は、範頼にちなんで付けられたと伝えられる。
石戸宿の伝説によれば、範頼は伊豆で殺害されず、石戸の地に逃げ延び、隠れ住んだ。範頼が逃亡の際についていた杖が根付いて、蒲ザクラになったという。
また、蒲ザクラの根元の層塔は、範頼の墓標と伝わる。
●【阿野全成】大泉寺
静岡県沼津市井出に建つ寺。阿野全成と、その子時元のものと伝わる墓がある。
大泉寺には、全成が下野国で誅殺されると、一夜のうちに切られた首が飛んで来て、松の木の枝に掛かったという「首懸け松」の伝説が残っている。