その上で、当社では「④ビジネスを支援するテクノロジー」を実現するため、各部門が主に利用しているツールをSlackと連携させることで、アジリティの向上を目指しました。

 例えば営業部門では、SalesforceやTroopsとSlackを連携しました。これによって、「いつでも」「どこにいても(モバイルデバイス上でも)」、Slackの画面上にSalesforceを呼び出し、そのままタイムリーな売上予測の把握や承認申請を自動的に実行できる環境を実現させました。

 このように、Slackでは他のアプリやツールを個別に立ち上げる必要がなく、Slack画面上に呼び出すことが可能です。その他にも、freeeとの連携により経費精算の承認申請を行っています。また、会議室予約Botとの連携によって、自動的に各メンバーのカレンダーアプリを検索し、Slack画面上に会議招集メンバーの都合が合いそうな日時を選択肢にして表示させることもできます。これにより、「皆が自分のカレンダーを開き、空いている時間を互いに伝え合い、ようやく都合の良い時間帯を見つける」といった無駄な時間を排除することができるようになりました。

 さらに当社では、Slackに向かって今から行いたい作業の内容を話し掛けるだけで、それに適したアプリやツールを呼び出せる機能も活用しています。先ほど申し上げたように、今や多くの企業が驚くほど多数のアプリやツールを使用しています。これから始めようとする作業において、どのツールが最適なのかを判断し、それをいちいち立ち上げていくような手間や労力から解放されるだけで、時間を大幅に節約することができ、社員のモチベーションの低下も避けられます。先日、NAVITIMEとの連携も実現したので、これからは一緒に目的地へ向かうメンバーたちと経路検索の結果をSlack上で瞬時に共有することも可能になりました。

 以上は、私たちが社内で実践している取り組みのごく一部に過ぎません。Slackは「人・データ・アプリをつなぐ基盤」=「ビジネスコラボレーションハブ」として、今後さらにそのパフォーマンスを向上させ、多くのアプリやツールとの連携を広げて、皆さまのアジリティ向上により一層貢献していきたいと考えています。

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