中国に学ぶOMO‐UX戦略と日本型DXの在り方

アフターデジタル時代到来

JBpress/2019.10.30

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本コンテンツは、2019年10月3日にベルサール御成門タワーで開催された「Digital Innovation Forum 2019 <秋> ~デジタル変革によるイノベーションの実現~」での講演内容を採録したものです。

株式会社ビービット 執行役員 エバンジェリスト 宮坂 祐 氏

アフターデジタル時代にDXの鍵を握る「OMO」とは? 

 最初にクイズをお出しします。「3時間・150回」。この数字は何を示しているでしょうか? 正解は日本人が1日にスマートフォンを見ている時間と回数の平均です。2007年、スティーブ・ジョブズがiPhoneを発表してからほんの12年の間に、スマートフォンは私たちの日常にここまで浸透し、デジタルというものをもはや特別なものではなくしてしまったのです。「アフターデジタル」とはすなわち、リアルとデジタルとの間にあった境界線が無くなり、リアルの生活をデジタルが包み込んでいる状態を指します。リアルとデジタルが別の領域として併存していた時代がビフォアデジタルであり、現代のようにデジタルの領域の中にリアルが取り込まれている時代がアフターデジタルということ 。

 われわれビービットは、UX(顧客体験)向上をビジネス成果へ繋げるエクスペリエンス・デザイン・ファームとして、多くの企業のデジタルトランスフォーメーション(以下、DX)に携わっていますが、DXとはまさにアフターデジタルにアジャストしたビジネスへと変革をしていくことだと捉えています。そこで、本日はこのアフターデジタルにアジャストしていく重要なアプローチの一つとしてOMOについてお話をしたいと思います。