われわれが進むべきワークスタイル進化の方向性

 当社では、働き方の成熟度には4つのレベルがあると考えています。業務の効率化を最優先課題とするレベル0、ある程度効率化は進んでいるものの紙や場所に縛られた働き方にとどまっているレベル1、いつでもどこでも働ける仕事環境を実現したレベル2、人や空間、仕事などあらゆるものが企業の壁を超えて融合し、創造的・共創的な働き方を実現したレベル3です。

 働き方の成熟度の向上には、デジタル化が密接に関係しています。レベル1では、組織は縦割りの状態にあります。社内のデータは分断・分散されており、社員もヒエラルキーのなかで歯車的に働いているのが実態です。レベル2になると、社内のデータが統合され業務効率化が進みます。RPAやAIの導入が議論される段階です。さらに上を目指す企業は、レベル3の状態に進化します。社内外のデータが動的に融合し、イノベーションを生み出せる可能性がある状態です。

 働き方改革を進めるにあたって打つべき施策は、このレベルによって異なるため、自社のレベルを知れば、打つべき施策の領域が明確になります。先ほどお話した7つの変革ドライバーをレベルに応じて進化させていくことで、企業の持続的な成長が実現できるようになります。

 当社では、日本企業に、成熟度レベルに応じた施策を提案することで、人や仕事、空間、ビジネスモデルを段階的に進化させ、創造性の高いコネクテッドなワークプレイスを実現していただけるよう、支援していきたいと考えています。

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