ベストセラー『土偶を読む』の反論本著者が語る検証の杜撰さ、メディアの責任

あえて『土偶を読むを読む』を出版した望月昭秀氏が伝えたかったこと【前編】
2023.8.16(水) 砂田 明子 follow フォロー help フォロー中
芸術文化歴史
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『土偶を読むを読む』を出版した望月昭秀氏(撮影:内海裕之)
『土偶を読むを読む』(文学通信/編者:望月昭秀 執筆者:小久保拓也、佐々木由香、菅豊、白鳥兄弟、松井実、望月昭秀、山田康弘、山科哲、吉田泰幸)
望月昭秀(もちづき・あきひで)
1972年、静岡県静岡市生まれ。ニルソンデザイン事務所代表。書籍の装丁や雑誌のデザインを主たる業務としながら、出来心で都会の縄文人のためのマガジン『縄文ZINE』を2015年から発行し編集長をつとめる。著書に『縄文人に相談だ』(国書刊行会/文庫版は角川文庫)、『蓑虫放浪』(国書刊行会)、『縄文ZINE(土)』、『土から土器ができるまで/小さな土製品をつくる』(ニルソンデザイン事務所)など。現代の縄文ファン。
『土偶を読むを読む』より(13ページ引用)
青森県亀ヶ岡遺跡出土の遮光器土偶(出典:国立文化財機構所蔵品統合検索システム
遮光器土偶は『土偶を読む』ではサトイモの精霊とされたが、「この土偶が作られた中心地点である北東北ではサトイモ栽培の痕跡はなく、また寒さに弱いサトイモが寒い北東北で利用されたとも考えにくい」(望月氏)
『土偶を読むを読む』より(36ページ引用)

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