『星の王子さま』に登場する「象を呑み込む大蛇」の誤認

【山根一眞の万有探査】「大蛇」の恐怖と魅力と「伝説」(2)
2021.6.30(水) 山根 一眞 follow フォロー help フォロー中
生物学
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19世紀末にドイツで描かれたアマゾンのアナコンダの絵の一部(山根一眞所蔵画)
(注)ネット上では出所不明、虚偽の疑いがある大蛇写真が拡散しているため、本記事に掲載する写真のうち山根一眞所蔵写真や図については出所を明確にするため「Archives of Kazuma Yamane」のバナーを入れてあります。
『世界動物大図鑑』。17年前の出版だが動物に関心のある人の座右の書としてお勧めだ。アマゾン・ドットコムでは新本が1万1000円で今も販売されている。
『世界動物大図鑑』の「ボア・ニシキヘビの仲間」のトップページ。
『世界動物大図鑑』のアミメニシキヘビの説明。アジア産だ。
『世界動物大図鑑』のアナコンダの説明。南米、アマゾン産だ。
『星の王子さま』(Le Petit Prince)は世界で1億5000万部が出版され聖書に次いで広く読まれた本と言われてきた。『星の王子さま』で画像検索すると日本でも多くの出版社が翻訳出版していることがわかる。
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『世界動物大図鑑』では、ボアコンストリクターを見開きページで大きな写真を掲載、大蛇の代表としている感がある。
『世界動物大図鑑』の分布地図ではボアコンストリクターは中南米が生息域とわかる。
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18~19世紀に描かれたと思われる銅版画。小さな舟の乗組員たちが大蛇と戦っている様子が描かれている。(山根一眞所蔵画)
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よく見ると、舟の後部には人が大蛇に巻き付かれ倒れている様が描かれている。(山根一眞所蔵画・拡大)
岸辺の樹に巻き付いている大蛇の尾部を剣で斬り付けている2人。(山根一眞所蔵画・拡大)

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