政府発表・実効再生産数グラフの見過ごせない異常さ 検査数が絶望的に少ないために生じている暗黒状態か? 2020.5.20(水) 藤井 雄作 フォロー フォロー中 シェア138 Tweet この写真の記事へ戻る (画像はイメージです) 黄色の棒が発症日データを用いた推定感染者数、青の実線が推定された実行再生産数、青の影が95%信用区間を示す。感染から報告までの遅れの80パーセンタイルを考慮して全国では4月29日以降、各地域では4月30日以降の推定値は省略している(青の帯) (図とキャプションの出所)新型コロナウイルス感染症対策専門家会議「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(令和2年5月14日)より (筆者注) グラフの説明には、「青の影が95%信用区間」とだけあります。グラフには、「濃い色の(狭い)帯」と「淡い色の(広い)帯」の2つの帯(影)が示されています。 別の個所に、「4月28日時点の全国の推定値は、0.6(95%信用区間:0.4、 0.7)であった。」との説明があるので、本稿では、「青の影」=「淡い色の(広い)帯」と解釈しました。本来、このような重要なグラフの説明に、曖昧さが含まれること自体が、許されないことだと思います。 拡大画像表示