現存は12のみ、見せるためではなく戦闘用だった天守

教養として役立つ「日本の城」(9)
2020.3.17(火) 西股 総生 follow フォロー help フォロー中
生活・趣味歴史
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備中松山城(岡山県) 撮影/西股 総生
写真1:犬山城(愛知県)天守の内部。薄暗く、殺風景で、倉庫みたいだ。実際、天守はふだんは武器庫などになっていることが多かった。住んでみたい? 撮影/西股 総生
写真2:備中松山城天守。天守の入り口に付属する付櫓(つけやぐら)から、天守本体に上がる部分だが、階段は急でハシゴみたい。スカートはおすすめしない。撮影/西股 総生
写真3:松本城(長野県)天守の石落。袋みたいな張り出しの、下のところが開くようになっている。四角い小窓みたいなものが狭間。撮影/西股 総生
写真4:内側から見た石落と狭間。遠くの敵は狭間から撃ち、足元にもぐられたら石落から撃つようになっている。真下に来たら石を落としてもいいんだけどね。撮影/西股 総生
写真5:大垣城(岐阜県)の外観復元天守。空襲で焼失し、戦後に鉄筋コンクリートで外観復元された際、観光用に窓を大き目に作ってしまった。最近になって窓が修正され、実物に近い外観になった。撮影/西股 総生
写真6:小田原城(神奈川県)の復興天守。本物の天守は明治維新で取り壊され、1960年代に資料を参考に、コンクリートで「らしく」建てられた。撮影/西股 総生
写真7:コンクリ天守の内部は、どこもこんな感じ。展示施設になっているので勉強になるが、写真1・2・4の現存天守内部にくらべると・・・ね。撮影/西股 総生
写真8:静岡県の小山(こやま)城の模擬天守。小山城は戦国時代の土造りの城だが、お城感がほしかったのか、史実を無視してコンクリ天守が建てられてしまった。撮影/西股 総生
おまけ:松本城下で僕がぜひ訪れてみたかったのがここ、カフェ山雅。松本山雅FC(現在J2)発祥の地となった喫茶店を「復興」したもの。店内には故松田直樹選手のユニフォームも飾られていて、サッカーファンなら涙してしまう。城下町の楽しみ方も人それぞれ。自分なりの楽しみを見つけてみよう。撮影/西股 総生

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