なぜ日本人だけがゴボウを育て文化に発展させたのか 世界で唯一の発展を遂げた根菜の物語(前篇) 2019.4.12(金) 漆原 次郎 フォロー フォロー中 農林水産業 食 芸術文化 シェア198 Tweet この写真の記事へ戻る ゴボウ。栽培がなされ、またさまざまな料理に使われる点で日本特有とされる。 古文書におけるゴボウの記述。(右)『新撰字鏡』「木部五十八(本草木名)」より。(左)『本草和名』第九巻「草中」より。(所蔵:ともに国立国会図書館、赤矢印は筆者による) 拡大画像表示 収穫後のゴボウ。江戸時代に誕生した滝野川ゴボウが、その後、日本各地に広まっていく。 きんぴらゴボウ。呼び名の由来は、江戸時代の「金平浄瑠璃」の主人公、坂田金平(坂田金時の息子)の強さに通じるからとも、金平を演じた役者の髪型がゴボウに似ていたからとも。 たたきゴボウ。「たたき」は、ゴボウを茹でて叩いて砕くことから。