本コンテンツは、2025年5月に配信したJapan Innovation Review主催の「第8回経営企画イノベーションフォーラム」における「特別講演Ⅰ:出光興産のシナリオチームが実践する、不確実な時代の戦略企画立案/熊谷峻氏」のアーカイブ配信動画(31分12秒)です(役職等を含め、内容は講演当時のものです)。

 脱炭素や地政学リスクなど、未来が読みづらい時代に求められるのは、一本の筋書きではなく“複数の可能性に備える力”。出光興産では経営企画部にシナリオチームを設置し、シナリオプランニングを中核とした戦略立案を実践しています。本講演では同社が描く未来像とその設計・浸透のプロセスをリアルに解説。不確実性を前提とした意思決定のあり方を、実践知として学べる内容です。変化に強い組織をつくるヒントがここにあります。

講演動画はコチラ

講師よりメッセージ

 出光興産では、経営企画部内にシナリオプランニングを専門に扱うチームを設置し、シナリオプランニングを戦略企画業務に活用しています。本講演では、シナリオプランニングの基本的な考え方や抑えておくべきポイントを確認した上で、出光興産での戦略立案への活用方法や、戦略検討プロジェクトの進め方、シナリオ思考を社内に浸透させるための工夫などについて、ご紹介します。

【TOPICS】

  • シナリオプランニングとは何か
  • VUCA時代における戦略立案の前提
  • 出光興産におけるシナリオチームの設立背景
  • 戦略企画部門との役割分担と連携
  • シナリオ起点での戦略仮説の組み立て方
  • 不確実性を前提とした複数未来の描き方
  • ワークショップを活用した社内巻き込みの方法
  • シナリオ思考を根づかせるための仕掛け
  • 他部門との共創による戦略の実効性向上
  • 経営層への示唆の届け方と意思決定支援