企業統治と資本市場の変化が加速する今、M&Aの捉え方も大きく変わりつつあります。アクティビストやPEファンドの台頭、上場企業の自主的な市場退出など、M&A取引はより多様で戦略的な局面へ。本動画では、M&Aとコーポレートガバナンスの関係に焦点を当て、経営層が持つべき視座や法制度の進化を明治大学・岡俊子氏が解説。企業の持続的成長と資本市場との対話を実現するための、実務直結のインサイトが詰まっています。
講師よりメッセージ
従来のM&Aの圧倒的多数は、友好的なM&Aでしたが、近年、「同意なき買収」の成功事例が出初め、アクティビストの活動が活発化しています。1990年代後半の商法改正後、PEファンドの活動量も増大しています。他方、上場企業では「市場から退出する」動きが増えています。本講座では、このような多様化しているM&A取引の動向と、そのM&Aと向き合う際にガバナンスの面からどういう点に留意が必要であるかを解説します。
【TOPICS】
- アクティビストの台頭と企業側の対応
- PEファンドによるM&Aの活性化と背景
- 上場企業の市場退出という新潮流
- コーポレートガバナンス・コード改訂の影響
- 取締役会の機能高度化に求められる視点
- 社外取締役とM&A意思決定の質の関係
- 企業価値の最大化とステークホルダーのバランス
- 「同意なき買収」に対する備えと戦略
- 資本市場の構造変化と今後の経営課題
- M&Aとガバナンスを経営の本流に組み込む重要性










