本コンテンツは、2025年5月に配信したJapan Innovation Review主催の「第8回取締役イノベーション」における「特別講演:株主・投資家の目線を踏まえた企業価値向上の実現/岩永守幸氏」のアーカイブ配信動画(27分31秒)です(役職等を含め、内容は講演当時のものです)。

 地政学リスクの高まりや日本経済の脱デフレの動きを受け、国内外の投資家の注目は日本株に向けられている。東証の要請もあり、資本コストや株価を意識した経営に取り組む日本企業も増えてきた。しかし、改善が期待される企業もまだ多い。投資家との対話を通じて日本企業が対応を深化させる好機でもある。日本企業は今、国内外の投資家から何を期待されているのか。東京証券取引所代表取締役社長の岩永守幸氏が、東証による取り組みと合わせて解説する。

講演動画はコチラ

講師よりメッセージ

 東証の「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応等」の要請後、上場会社の企業価値向上に向けた取組みは進んでいます。プライム市場の9割以上、スタンダード市場の5割近くの上場会社にて、すでに計画の開示や検討が行われています。東証では、企業の皆様が、株主や投資家の目線を踏まえた経営に取組まれるにあたってのさまざまなサポートを進めています。本講演では上場会社の現状や東証の取組みなどをご紹介します。

【TOPICS】

  • 市場区分の再編と「資本コストや株価を意識した経営の要請」の概要
  • 企業の取り組みの開示状況と今後の対応方針
  • 東証による具体的な施策(ポイント・事例集のアップデート)
  • 東証による具体的な施策(開示企業一覧表の見直し)
  • 投資単位の引き下げについて
  • 適時開示情報の速やかな開示を要請
  • 上場会社サポートグループの活動状況
  • 上場会社のIR機能拡充に向けた支援
  • 今後の施策(案)