いざサーキットへ 果たしてその味わいは?
今回の試乗車はまだプロトタイプで、場所はサーキットのみでした。初対面したMORIZO RRは、前後バンパーや19インチホイールなどLBXとの差別化が図られてはいるものの、見るからにやる気満々のスポーティなではなく、レクサスとしての上質な空気感がきちんと表現されています。インテリアも同様に、LBXと同様の雰囲気を保ちつつ、専用のシートやステッチ、アルミ製ペダルなど、ディテールにこだわった仕様となっています。
運転席に収まると、シートポジションがLBXよりも少し低くなっていることに気付きました。10mmわざわざ下げ、ブレーキペダルの踏面角度も再調整し、クルマとの一体感がより感じられるドライビングポジションとしたそうです。
LBXとの違いはしっかりしたボディの剛性感にも現れていて、溶接の打点を469箇所も増やしたり、12.8mにも及ぶ構造用接着剤の追加などの効果が現れていました。そして何より印象的だったのは、普通のドライバーが乗るとちょっと引いてしまいそうなガチガチのスポーティではなく、リラックスしたまま本格的なスポーツ走行ができる、大人の味付けになっている点でした。MORIZOさんは、こういう乗り味をご所望だったのかということがよく分かった次第です。
サーキット走行は、路面の状態もよくヘルメットも装着しているので、乗り心地や静粛性といった快適性に関わる部分に関してはリポートできません。でも実際には、このクルマのオーナーのほとんどが基本的に公道をドライブするでしょうから、公道での立ち居振る舞いが大いに気になる所です。
LEXUS LBX MORIZO RR
全長×全幅×全高:4,190×1,840×1,535㎜
ホイールベース:2,580㎜
車両重量:1,440kg
エンジン:1.6L直列3気筒インタークーラーターボエンジン(G16E-GTS)
最高出力:304PS(224kW)/ 6,500rpm
最大トルク:400Nm / 3,250-4,600rpm
駆動方式: 四輪駆動(電子制御フルタイムAWD)
タイヤ:235/45R19
トランスミッション:Direct Shift- 8AT / 6速iMT
0-100km/h加速:5.2秒
価格:650万円(“Bespoke Build”は720万円)
全長×全幅×全高:4,190×1,840×1,535㎜
ホイールベース:2,580㎜
車両重量:1,440kg
エンジン:1.6L直列3気筒インタークーラーターボエンジン(G16E-GTS)
最高出力:304PS(224kW)/ 6,500rpm
最大トルク:400Nm / 3,250-4,600rpm
駆動方式: 四輪駆動(電子制御フルタイムAWD)
タイヤ:235/45R19
トランスミッション:Direct Shift- 8AT / 6速iMT
0-100km/h加速:5.2秒
価格:650万円(“Bespoke Build”は720万円)