美しい石造りの街の歴史的建造物に泊まる
サンティアゴ・デ・コンポステーラ旧市街の街並みは、ガリシア地方の特産である花崗岩を使った石造り。世界で最も美しい街のひとつといわれています。
大聖堂は街の中心のオブラロイド広場に建ち、付近の歴史的建造物には、現在ホテルとして利用されているものもあります。
そのなかで最も有名なのは「オスタル・ドス・レイス・カトリコス」です。数あるパラドール(古城や修道院などの歴史的建造物を改装したスペインの国営ホテル)のなかで、たった2つしかない5つ星ホテルのひとつです。
大聖堂の目の前に建つこのホテルは、16世紀にカトリック両王(アラゴン王フェルナンド2世とカスティーリャ女王イサベル1世)が巡礼者のために建てた病院でした。重要文化財の礼拝堂など多くの見どころがある施設内は、一部を除いて宿泊者のみが散策できます。ホテル内の装飾や調度品は歴史ある豪華なものばかりですが、各部屋の設備はバスルームも含めて最新のものに改装されており、快適に過ごせます。
ホテルのメインダイニングは、地下にある「ドス・レイス」です。重厚な石造りの空間は高いアーチ型の天井に覆われ、柱には厩舎だった名残の金具があります。
ガリシアは魚介類で有名ですが、ブランド牛や栗豚など肉の名産地でもあるので、ぜひ両方味わってください。また、ホテル内の巡礼者専用ダイニングルームでは、伝統にならって朝・昼・夜の3回、先着10名の巡礼者に無料で食事を提供しています。
オスタル・ドス・レイス・カトリコスの隣には「オスペデリア・サン・マルティーニョ・ピナリオ」があります。16世紀ガリシアで栄華を極めたサン・マルティーニョ・ピナリオ修道院を改装したホテルです。
ホテル内は簡素ですが、高い天井に石畳の廊下、壁にしつらえたアーチ形の窓など、全体に中世の雰囲気が漂います。各部屋は通常のホテルのスタンダードに比べて小さいものの、ベッドとバスルームは清潔に保たれ、ベッドフレームのホタテ貝の飾りは、巡礼の道の道標にホタテ貝が描かれるなど、ホタテ貝が巡礼者のシンボルとなっているサンティアゴ・デ・コンポステーラならではのデザインです。
室内の設備とアメニティは必要最低限で、テレビはないもののWi-Fiは使えます。
宿泊料金はホテルの公式WEBサイトで調べることができます。たとえば2023年5月13日の1泊朝食付き料金は2名分合計で、オスタル・ドス・レイス・カトリコスのスタンダードツインルーム利用で356ユーロ、ホスペデリア・サン・マルティン・ピナリオのツインルーム利用で101ユーロです。