巡礼路も世界遺産
サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す巡礼路も世界遺産(文化遺産)に登録されています。「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路:カミオ・フランセスとスペイン北部巡礼路」と「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」という2つの巡礼路で、どちらもフランスからピレネー山脈を越えてスペインに入り、サンティアゴ・デ・コンポステーラへと至る巡礼路です。
「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路:カミオ・フランセスとスペイン北部巡礼路」は、1993年に「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」という名称で世界文化遺産に登録され、2015年にドイツのボンで開催された第39回世界遺産委員会で対象範囲と名称が変更され、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の北スペインにおける道4区間と、16件の記念建造物群、合計20資産が指定されました。
ちなみに世界遺産に登録されている道は3つで、もうひとつの道が日本の「熊野古道(紀伊山地の参詣道)」です。サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路と熊野古道は姉妹道協定を結んでおり、共通の巡礼手帳があります。両方の巡礼証明書が揃うと、それぞれの街のシンボルであるホタテ貝とヤタガラス柄のオリジナルピンバッチがもらえます。
※文中の情報は2023年3月現在のものです。
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