Pick up 鬼を笑わす勢いで思いっきり未来を語る座談会!? 生活者行動を考える上で必要なお手元商圏/エンゲージメント商圏 Japan Innovation Review | <PR> – 2021.1.7 Tweet シェアする 年の瀬を迎えた2020年12月10日に新しいスタイルのオンラインイベントが開催された。“オニワラ!「鬼と笑おう」〜未来をつくる座談会”である。今回のテーマは、「“お手元商圏/エンゲージメント商圏”で消費者はどうかわる?」だ。企画は日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)のIBM Future Design Lab.というチームだ。エンタープライズITの世界をリードしてきた同社がなぜ消費者の動向を考えるイベントを開催したのか。IBM Future Design Lab.の位置づけも含めて、イベントの様子をお伝えしたい。 ニューノーマルに求められる 企業と個人の関係の再定義 新型コロナウイルス感染症の拡大により、社会も企業も個人も多大な影響を受けている。生活スタイル、ワークスタイルの急速な変化に伴い、生活様式や求める価値観も大きく変わりつつある。この変化にどう対応するかがこれからの企業の競争力を左右することになる。 この大きな転換期をどう見ればよいのか。日本IBMの戦略コンサルティング&デザイン 執行役員・事業部長の藤森慶太氏は「コロナウイルスがもたらしたものは怖さだけではありません。コロナ前からある問題点があぶり出されたのです。私たちは本気でスピード感を持ってこの問題点に向き合わなければなりません」と語る。 日本IBMでは具体的に6つの課題を提示している。「リアルとデジタル」、「専有と共有」、「グローバルとローカル」、「ヒトとAI」、「経済活動と社会」、そして「自由とプライバシー」だ。どちらかに偏りがちな2軸の中でどうバランスをとっていくかが問われているのである。 これらの課題を解決するキーワードとして、IBM Future Design Lab.では「繋がる社会」を挙げる。ニューノーマルによって繋がることが加速され、それが持続可能なサスティナブルな社会を作り出していく。そこでは企業と個人の関係が再定義され、テクノロジーの活用がより重要になっていく。 ニューノーマル時代の変化を捉え、対応していくには、事業部は勿論、企業や業界の枠を超えた議論が求められる。そのために企業のリーダーや有識者を交えて論点を抽出し、来たるべき社会の姿を描き出す。それがIBM Future Design Lab.の目的だと言えるだろう。 日本IBMはIBM Future Design Lab.を「お客様の戦略の伴走をするコンサルタントとユーザ体験をデザインするデザイナー、そしてあらゆるステークホルダーとが共創するプロジェクト」と位置づける。Lab.そのものが従来の枠を超えた横のつながりを持っているところに、大きな特徴が有る。そのチームが今活動を開始したのだ。