5月に雪景色を見る

 ホテルが建つ室堂は世界でも有数の豪雪地帯で、5月まで多くの雪に覆われます。ゴールデンウィークの後でもスノースポーツが楽しめ、6月でも残雪があります。スノーシューを履いての散策や、スキーもよいのですが、ぜひここで味わっていただきたいのが「雪の大谷」です。

天空へ続く雪の壁 写真=とやま観光ナビ

「雪の大谷」とは立山有料道路を除雪した際に現れる巨大な雪壁のことで、雪の壁は約500メートル続き、高さが20メートルにも迫る場所もあります。「雪の大谷」はホテルから100メートルくらいのところにあり、4月15日~6月30日の毎日、午後5時から約1時間、ホテルスタッフが案内してくれます(宿泊者は参加無料・予約不要)。

雪の大谷ウォーク 写真=とやま観光ナビ

 また、毎年4月15日から6月25日にかけて、室堂エリアでは「立山・黒部 雪の大谷フェスティバル」が開催されます。雪の壁をスコップで掘り進み新しい道を作るなど、立山でしか体験できないいろいろなイベントが用意されています。

 雪に加えて5月下旬から6月には、「神様の使い」と呼ばれる特別天然記念物・雷鳥をホテル周辺で見ることができます。この時期は繁殖期で、雷鳥ウォッチングに最適の季節です。

立山の雷鳥 写真=フォトライブラリー

 昨年の期間中の目撃率は85パーセントという高さ。雷鳥は日本全体で約3000羽生息しているうち、室堂平周辺には250~300羽が生息。生息密度が日本で最も高い地域といわれています。この雷鳥ウォッチングは9時にホテルを出発し、約75分のコースをホテルスタッフが案内してくれます(参加無料・予約不要)。