【7】ブルゾーネのワイン

「若い頃からワインが大好きで、ここ数年のお気に入りはブルゾーネ。ジョルジオ・アルマーニのディレクターを務めたジョゼッペ・ブルゾーネがオーナーの、南トスカーナ地方モンティシにある農園で造っています。イタリアではあまり使われない品種のカベルネ・フランを主原料としており、イタリアワインとは思えない飲みやすさがあります。実は日本での輸入・販売は私が担当していまして、これは2012年のマグナムボトルで2万3000円。10年ほど寝かせると良いので、ちょうど飲み頃です。コストパフォーマンスも優秀。ただし、もう数本しか残っていません」

 

【8】ワインエキスパートの認定バッジ

「アルマーニとの関係からブルゾーネを手伝うようになったのが2012年頃。バリーの社長を退いたタイミングだったので時間がとれたのです。ただ、ワインのことは素人。一から学ばないといけませんでした。以前から親しんでいたとはいえ系統立てて理解するのは難しく、半年間ほど徹底的に勉強を。2017年にワインエキスパートとなりました。同じ品種のブドウでも幹が5m離れていれば、製品化した時にランクが変わるほど繊細なのがワイン。全て覚えるのは難しく、ずっと精進です」

 

【9】肌美和の白馬油

「元々は妻が愛用していた馬油ですが、今では自宅のそこかしこに置いてあるほどの必需品に。洗顔後の化粧水代わり、アフタシェーブローションなど、さまざまに使えます。私の肌と相性が良いらしく、打ち身や火傷、汗疹といったトラブルも塗り込めばスッキリ。特に旅行や出張時には欠かせません。ネットでまとめ買いするのがオススメです」


 自身と縁深いイタリアンブランドを中心にコーディネイトする酒井氏。シンプルで普遍的なアイテムを軸としながら、格上感漂うのは長年培ってきたセンスの賜物だろう。セレクトで重視するのは機能性という通り、使い勝手が良くて手に入りやすい小物を愛用しているのもポイント。老若男女問わず参考になるはずだ。

 

酒井壽夫(さかいとしお)
1950年生まれ。伊藤忠商事株式会社在籍時にジョルジオ・アルマーニやチェルッティといった、錚々たるイタリアンブランドを日本に紹介した。ジョルジオ・アルマーニ ジャパン株式会社の取締役副社長を務めたのち、2002年に株式会社コンドットーレを設立。さまざまなブランドの経営、セールス&マーケッティングなどのコンサルティング、事業を行なっている。また、株式会社グッチ グループ ジャパンのイヴ・サンローラン ディビジョンC.E.O、株式会社バリー・ジャパン 代表取締役社長も経験。文化服装学院、立教大学、和光大学等大学の教員・講師として教鞭を振るうことも。