世界基準で考える公共交通 1〜 5 6 7 8 鉄道・バスの利便性をどう高める?「採算重視」で苦境に立つ日本の公共交通が学ぶべきオーストリアのデータ活用術 公共交通サービス水準と人口を地図上に可視化、そして政策判断に生かす 2024.11.2(土) 柴山 多佳児 フォロー フォロー中 ヨーロッパ 地域経済 時事・社会 シェア6 Tweet この写真の記事へ戻る ウィーン市内を走る路面電車(写真:Emmanuele Contini/NurPhoto/共同通信イメージズ) 拡大画像表示 地図上に可視化した例。FLADEMOプロジェクト内部資料より(Tadej Brezina, Manuel Hammel両氏による作成) 拡大画像表示 オーストリアの人口・就業者の公共交通サービス水準ごとの割合(Laa, Shibayama et. al. (2021), A Nationwide Mobility Service Guarantee for Austria - Design Scenarios を基に改変) 拡大画像表示 オーストリアの市町村ごとの「ランク外」人口の割合。(Laa, Shibayama et. al. (2021), A Nationwide Mobility Service Guarantee for Austria - Design Scenarios を改変) 拡大画像表示 オーストリア東部Ebenfurth周辺の可視化地図。図中左向きの矢印で示した集落は公共交通サービス水準を上げるニーズがあり、右向きの矢印で示したあたりは線路をまたぐ歩行者用道路などのショートカットで近隣の高水準エリアを拡げることができることがわかる(オーストリア政府統計局ウェブサイトを基に作成) 拡大画像表示 標高データを重ね合わせて補正した例。Lukas Kremmel氏の修士論文 „Umsetzung neuer technologischer und organisatorischer Möglichkeiten zur Attraktivierung des ÖV und seinen Zubringern anhand der Region Bregenzerwald“ 発表資料から引用 拡大画像表示 オーストリア中部ザルツブルク州の地方部のバス停の例。集落からの距離は近いが、歩道に街灯がなく、両方向のバス停を結ぶ横断歩道もなく、「片手落ち」状態である。現在のPTSQCではこのような状況は表現できない 拡大画像表示