井元康一郎のクルマ進化論
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3年あまりのモデルライフで生産終了になる「Honda e」はどこが失敗だったのか

EVとしての能力は期待外れだったが、高度な走りのメカニズムは秀逸だった
2024.1.14(日) 井元 康一郎 follow フォロー help フォロー中
経営研究開発自動車
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Honda e Advance(鹿児島・長島にて、筆者撮影)
Honda eは全長3.9mのショートボディ。90年代の欧州ハッチバック車を思わせる凝縮感の高いフォルムだった(筆者撮影)
グラストップの継ぎ目が見えない1枚ルーフ。デザイン性の良さは完璧に近かったのだが…(筆者撮影)
Honda eの室内。室内容積は非常に小さいが、前席の居住感は素晴らしく、居心地の良いワンルームマンションのような感覚だった(筆者撮影)
後席はBセグメントの中で最も狭い。子供、あるいは小柄なパセンジャー専科という印象だった(筆者撮影)
荷室容量は非常に小さいが、キャスター込み80cm長の大型トランクをぴったり収容可能(筆者撮影)
充電パフォーマンスは当初のアナウンスとは裏腹に平凡。30分充電で200km走行可能なら存在価値が大きく違うものになった可能性も(筆者撮影)
電子式ドアミラー。デビュー半年後のツーリング時はこれが意外なほどに注目を浴び、多くの人から話しかけられた(筆者撮影)
電子ミラーの映像。左右反転の鏡映しになっている(筆者撮影)
ダッシュボードにはカーナビ、エネルギーモニター、オーディオなど多様な情報を機動的に表示させられるデュアルディスプレイを装備(筆者撮影)
あくまで遊びの範疇を出ないが、停止時には電子水槽を表示させることもできた(筆者撮影)
前後50:50の重量配分が生む敏捷性の高さとコントロール性の良さは本物だった(筆者撮影)
Honda eは一見前輪駆動の小型車のようなスタイルだが、実はリアモーター、後輪駆動レイアウト(筆者撮影)
タイヤは前205/40R17、後225/40R17サイズのミシュラン「パイロットスポーツ4」。このスポーツタイヤの履きこなしぶりは見事だった(筆者撮影)
驚異的な小回り性能はHonda eの特徴のひとつ。手前の道から180度ターンしているところだが、切り返しなしで苦もなく曲がれる(筆者撮影)
中山道の宿場町にて。小回り性能の良さのおかげで狭い道もまったく苦にならなかった(筆者撮影)
ウインカーとポジショニングランプが共用でなく別体とされるなど、細部まで手抜きのない仕立てだった(筆者撮影)
ルーフは固定式グラストップ。面積は大きくないが車体が小さいため採光性アップへの貢献度は大。ガラスの断熱性は非常に高く、真夏でも暑くなかった(筆者撮影)
信楽高原で信楽焼の狸をバックに写真を撮ったが、違和感なし。珍しさも手伝って発売3年が経過してもアイキャッチ性の高さは健在(筆者撮影)
ホンダの四輪車史上初めてHondaの名をモデル名として冠したHonda eだったが、3年でディスコン。この苦い経験を次に生かせるのか(筆者撮影)

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