川から考える日本
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地方紙が見せた調査報道の矜持、記者が語る静岡新聞「サクラエビ異変」の裏側

【川から考える日本】東京に搾取された富士川とサクラエビの関係
2023.6.25(日) まさの あつこ follow フォロー help フォロー中
時事・社会
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(写真:アフロ)
【写真1】雨畑ダム上流左岸の雨畑地区の一角(写真手前)。中央は、2019年の台風で上流(写真右側)から押し寄せた土砂から集落を守る矢板。2列の矢板で土砂を挟み、その上部に元々道路があった場所にアスファルト道路を通した。その向こうに広がる鼠色は、右岸によけた土砂。異様な光景だ(2021年2月筆者撮影)
【写真2】貯水量の120%が堆砂で埋まった雨畑ダム。これがダム湖だと言われなければ分からない。かつてここには水面が見えていた。採石業者ニッケイ工業はこうした土砂から砕石を製造、凝集剤入りの濁水をダム下流の谷底で不法投棄した(2021年2月筆者撮影)
【写真3】日軽金の波木井発電所の看板(2021年2月筆者撮影)。アルミニウム精錬に使うはずの電気を、多くの流域住民が知らない間に目的を変更し、国の再生可能エネルギーの買取制度(FIT)で売電。2022年の国会審議で、説明会開催を推奨する経産省ガイドラインの違反だと指摘されたが、政府は住民とのトラブル報告は「確認できない」と逃げた。しかし、2023年6月に成立した再生可能エネルギー特別措置法改正では、地域住民への事前周知がFIT認定の法的な要件になった
【写真4】清水駅前の清水魚市場「河岸の市」いちば館にて。立ち並ぶ多くの店舗が、干、生、冷凍サクラエビを販売する(2023年6月9日筆者撮影)
【写真5】日軽金の放水口の脇から駿河湾を望む。日軽金は、発電に使った水を富士川に戻さず、導水管から駿河湾に直接75m3/秒を放流。河口付近の富士川はやせ細っている。住民が署名した河川維持流量問題は深刻だ
【写真6】連載「サクラエビ異変」を担当した坂本昌信記者(2023年6月9日、静岡新聞清水支局にて筆者撮影)

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