宇宙に長期間いると、視力障害や失明につながる神経眼症候群という病気にかかる可能性が上がる。そこで、窪田は小型の眼科検査装置を開発した(提供:Russian space agency Roscosmos/ロイター/アフロ)
窪田良(くぼた・りょう) 窪田製薬ホールディングス株式会社 代表執行役会長、社長兼最高経営責任者 (CEO) MD, PhD 慶應義塾大学医学部卒。眼科医、医学博士。慶應義塾大学医学部客員教授。眼科臨床医として緑内障、白内障、網膜疾患などの執刀治療経験を持つ。慶應義塾大学の眼科学研究の過程で緑内障原因遺伝子であるミオシリンを発見し「須田賞」を受賞。2000年に渡米し、ワシントン大学で研究を続けながら、シアトルの自宅地下室でクボタビジョン・インク(アキュセラ・インク)を設立。2014年2月に東証マザーズに新規上場。2016年に窪田製薬ホールディングスを発足、本社機能を日本に移す。現在はスターガルト病および糖尿病網膜症の治療薬の研究開発を続けている。
国際宇宙ステーションで船外活動をするNASAの宇宙飛行士。目のモニターも仕事の一つ(写真:ロイター/アフロ)