ECMOを離脱した患者の『ICUダイアリー』(ICU日記)に励ましのメッセージを送る。
ICUダイアリーとは、患者がICUで闘病中に、医療スタッフや家族がつける日記のこと。退院後のPTSD(心的外傷後ストレス障害)を予防するために行う。
ICUで闘病し生還した患者の25%程度にPSTD(例えば、心電図の音を聞いただけで、恐怖を感じてドキドキ、ハーハーしてしまう、いわゆるフラッシュバック体験が起こる疾患)が発症すると言われる。ICU滞在中の記憶が、断片的な、ゆがんだ恐怖体験として、退院後も頭から離れなくなることが原因。
患者が生還後、ICU日記を読むことで事実(=なぜ、どのような治療が行われたか)を受け入れ、断片的なゆがんだ記憶が修正され、PTSDが軽減される