静岡県の新品種いちご「きらぴ香」。静岡県農林技術研究所にて(筆者撮影、以下同)
比較すると形の違いがよく分かる。きらぴ香はきれいな円錐形をしている
いちごの試験栽培が行われる温室ハウス。ここは高設栽培の仕様となっている
一口では食べられないほどの大きさ。ずっしりとした重量感がある
きらぴ香の系統系譜図。13年の間に9回の交配を行っている (静岡県農林技術研究所発表の系統系譜図をもとに著者作成)
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静岡県の新品種いちご「きらぴ香」の開発に携わるメンバー。左から野菜科上席研究員の井狩徹さん、育種科上席研究員の河田智明さん、経営・生産システム科研究員の菊池佑弥さん、品質・商品開発課主任研究員の佐々木麻衣さん
パック詰めされたきらぴ香。甘い香りが隙間から溢れ出る。確認された129種類の香り成分には、「いちご香」や「バラ香」のほか、りんごやバナナのようなフルーティーな香りが多く含まれているという